「ピアノやめさせるよ」って言っていませんか?子どものやる気を育てる関わり方

「練習しないならやめさせる!」と言いそうになったら試してほしい、たった一つのこと
こんにちは!ぴあ音楽教室です。
日々、生徒さんたちと向き合っていると、「お家でどう声をかけたら練習してくれるのか…」と頭を悩ませている保護者様のお声をよく耳にします。
「練習したらお菓子買ってあげるね」
- 「ちゃんとレッスンできたら〇〇のおもちゃね」
- 「練習しないなら、ピアノやめさせるよ!」
ついつい言ってしまうこと、ありませんか? 実はこれ、お子様を想うからこそ出てくる言葉ですよね。どうにかピアノに向かってほしい、頑張ってほしいという親心の表れだと思います。
ですが、教育や心理学の世界では、こうした「条件付きのご褒美」や「ペナルティ(脅し)」は、長期的には子どものやる気を奪ってしまうことが知られています。
今日は、ご褒美との上手な付き合い方と、子どもの「もっと弾きたい!」を引き出す声かけのヒントをお伝えします。

「〇〇のために弾く」になると起きること
ご褒美で釣ったり、やめさせると伝えたりすると、子どもの頭の中はこう変化してしまいます。
- 「ピアノを弾くこと」が「ご褒美をもらうための労働」になる
- ご褒美(または怒られないこと)が目的になり、音楽自体の楽しさを感じにくくなる
- ご褒美がもらえないなら練習しない、という状態(より大きなご褒美を求める悪循環)になる
本来、ピアノの本当のご褒美は「曲が弾けるようになった喜び」「素敵な音が鳴る心地よさ」「先生や家族に褒められた嬉しさ」です。
モノや条件のご褒美は、一見即効性があるように見えますが、子どもの心の中にある「ピアノが好き」という小さな芽を、少しずつしぼませてしまうことがあるのです。
モノではなく「成長」を認めるご褒美を
では、親御さんはどのようにサポートすれば良いのでしょうか?
おすすめしたいのは、「モノ」ではなく「言葉と共感」をご褒美にすることです。
1. 結果ではなく「プロセス(過程)」をほめる
「上手に弾けたね」だけでなく、「毎日鍵盤に向かったこと」や「難しくて苦戦していた場所をあきらめずに弾いたこと」を認めてあげてください。
- ×「最後まで弾けたら動画見ていいよ」
- 〇「今日、自分で楽譜開いて座れたね!その姿勢が素敵だな」
2. 親御さん自身の「感動」を伝える
子どもにとって一番嬉しいご褒美は、大好きな保護者様が自分の演奏を喜んでくれることです。
- 「〇〇ちゃんがピアノを弾くと、お部屋がパッと明るくなるね」
- 「その曲、お母さん(お父さん)もすごく好きな音色だなあ」
こうした言葉は、子どもの心に「また聴かせたい!もっと弾きたい!」という内側からのエネルギー(内発的動機)を育てます。
練習に向かわない日の考え方
それでも「今日はどうしても練習したくない!」という日はあります。大人だって気乗りしない日がありますよね。
そんな時は、「練習しないならやめさせる!」ではなく、 「今日は1回だけ弾いて終わりにしようか」「楽譜を1ページ開くだけにしてみようか」と、ハードルを極限まで下げてあげてください。
それでも無理な日は、「今日はそういう日だね」と寄り添い、教室にバトンタッチしていただければ大丈夫です!レッスンに来て鍵盤に触れるだけでも、大きな一歩です。
おわりに
ピアノの上達は、山あり谷ありの長い道のりです。 だからこそ、「モノで釣る」のではなく、「演奏する喜び」そのものを一緒に育てていきたいと考えています。
「うちの子、最近やる気がなくて…」とお悩みの際は、一人で抱え込まず、いつでもレッスン前後にお気軽にご相談くださいね。一緒に温かく見守っていきましょう!






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